今回は、『ルックバック』
私は原作を全く知らずでしたが、世間を賑わしていた為、仕事終わりに急いで電車に乗って、渋谷の人込みをかき分けて、ヒューマントラストシネマ渋谷へ！
アニメーション映画で泣けるとのことで、実際に鑑賞してどうだったか。感想書きます。
あらすじ
学生新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメイトからも称賛されている小学4年生の藤野。そんなある日、先生から、同学年の不登校の生徒・京本の描いた4コマ漫画を新聞に載せたいと告げられる。自分の才能に自信を抱く藤野と、引きこもりで学校にも来られない京本。正反対な2人の少女は、漫画へのひたむきな思いでつながっていく。しかし、ある時、すべてを打ち砕く出来事が起こる。
引用：映画.com
作品紹介
引用元：映画.com
・監督：押山清高
・脚本：押山清高
・公開日：2024年6月28日
・上映時間：58分
・原作：ルックバック 藤本タツキ 著
内容含めたちょこっと感想
冒頭は夜空から街がクローズアップされ、家の中で主人公の「藤野」が机に向かっているシーンから
既にこの時点で「今から58分間、綺麗なアニメーション映画が観れるんだなぁ」としみじみ
小学生時代、学級通信に4コマ漫画を描き、クラスメイトからはその作画に一目置かれている藤野
そんなある日、先生からの要望で不登校の「京本」に漫画のコマを分けてあげてくれないかと打診される
学校にもこれないような軟弱物が～と言いつつ、上から目線で権利をあげる藤野
後日、配られた学級通信には、自分よりも余りにも画力が勝っている京本の4コマ（ほぼ風景画）が載っていて、クラスメイトの評価が逆転！藤野憤慨！
絶対に画力上回ったると奮起して漫画について勉強して、周りからも友達がへっていっても関係なく、ただひたすら努力し続けた結果、数年後の学級通信、やはり京本の漫画（いや、ほぼ風景画）には勝てない
「もうやーめた」
そうして漫画なんて諦めて友達と過ごす日々を選択する藤野ですが、ここが1発目の共感ポイント
うわぁ、自分も「こんな人生にしたい！」と思うことあっても、結局諦めてしまったことってあるなぁ
そうやって徐々に藤野目線で感情移入していっちゃったんですよね、ここからこの映画に臨場感が生まれた感覚というか、没入しちゃったわけです
（内容途中省略）
京本から「先生！」と評価され崇められるシーン
藤野は「ちょっと連載に向けて休んでただけだし」とはぐらかし、もう雨ふってるから帰るわと家路に急ぐ
どうせ自分は、、と諦めていた漫画の道を認めてもらい、改めて夢への道に光を与えてくれた喜びを、おもいっきり腕をぶん回し、水たまり蹴っ飛ばし、身体全体で表現する藤野
ここが2つ目の共感ポイント
将来へのワクワクが爆発する時って、これ以上表現できない感覚ってありますよね、なんかこう、うわぁよっしゃあーやったるぞー！みたいな。
帰宅してからも泥まみれでフローリングを汚しながら、着替えもせずに机にむかって漫画に没頭する背中はもう神々しさすら感じました
そうして二人でとにかく漫画に没頭して、連載をつかみ取り、一緒に道を歩んでいくが、その道中で各々の将来が色を変えて光っていき、、と話が続いていくわけです。
鑑賞していて、何度も鳥肌が立ち、泣きそうになりながら「なんでこんな気持ちになるんだろう」と思ったら、完全に今の自分がこの二人に励まされている感覚だったからですね。
自分も今はこうして趣味で映画ブログを書いたりしてますが、いつかは映画関係に携わる仕事がしたいなぁなんて思い描きながらもそれは綺麗な絵空事だと認識していて
でもそんな未来すらも、継続して努力していけば叶うんだぞ！と、泥臭く背中を教えてくれたような気がした、そんな心震える映画でございました。
本日はこの辺で以上です、また次回！
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