今回は、2024年6月21日公開の『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ』
新宿のkinoシネマにて観てまいりました、評判通りとても心に残る映画でした
グッドウィルハンティングのような、映画が進んでいく過程で徐々に絆が深まっていく物語は、分かりやすく言うと映画版ジャイアンのような、心強さもあり、かつ信頼にたる仲間になっているような、そんな人と人との絆をしっかり描いている作品でした
すみません、ちょっと安直な例えでしたが、、笑
思ったことを簡単につらつらと書かせてください。
※まだ1回しか鑑賞しておりませんので、覚えてる範囲での感想となりますのであしからず。。
あらすじ
物語の舞台は、1970年代のマサチューセッツ州にある全寮制の寄宿学校。生真面目で皮肉屋で学生や同僚からも嫌われている教師ポールは、クリスマス休暇に家に帰れない学生たちの監督役を務めることに。そんなポールと、母親が再婚したために休暇の間も寄宿舎に居残ることになった学生アンガス、寄宿舎の食堂の料理長として学生たちの面倒を見る一方で、自分の息子をベトナム戦争で亡くしたメアリーという、それぞれ立場も異なり、一見すると共通点のない3人が、2週間のクリスマス休暇を疑似家族のように過ごすことになる。
引用元:映画.com
作品紹介
引用元:映画.com
・監督:アレクサンダー・ペイン
・公開日:2024年6月21日
・上映時間:133分
・キャスト:ポール・ジアマッティ(最優秀主演男優賞!)、ドミニク・セッサ(21歳デビュー作!)・ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(助演女優賞受賞!)
冒頭&登場人物について
舞台は1970年代12月、学校の寄宿舎でクリスマス休暇に入る直前
家庭的に問題のある少年たちが「居残り=ホールドオーバー」されてしまうところから始まります
頭はいいけど、皮肉な物言いの主人公のひとり、少年アンガスは母親と再婚相手のハネムーンの予定で一人ぼっちにされ、結局学校に残ることになります
そんな居残り組の相手をするのが、もう一人の主人公である堅物教師のポール
彼は家に帰るくらいなら学校に残る!と豪語するほど、居場所を学校に見出している教師。
そしてそんな学校で料理長を務めている給食のおばちゃん、メアリーが最後の3人目の主人公
そんな3人が三者三様の過去をかかえつつ、絆を着実に深めていく物語ですが、そのストーリーがなんとも切なく、それぞれのキャラクターの過去が知れていくほどに、綺麗に絡まりあっていくんですね
引用元:映画.com
ちょこっと感想
少しひねくれた少年と、堅物な教師のいわゆる「バディもの」映画でした
序盤の学校生活~3人だけ学校に残るまでのストーリーはすこ~しだけ退屈でした 笑
それぞれ3人の過去をお互いに知ることになってからの後半がこの映画の見どころです!(内容敢えて割愛)
少年アンガスは子どもながらに複雑な家庭環境であり、あるシーンで教師のポールの静止を振り切ってでも成し遂げたいことを叶えます
そんな過去を知ったポールもまた、とある旧友との出会いからアンガスに隠していた過去を知られてしまいます
「あんなに学校で嘘つくなって言っていたのに、あんたもついてんじゃないか!」
そうやってアンガスはポールに悪態をつきますが、そんなポールも一人の人間です。
隠したい過去だってあったっていいじゃないかと、少し開き直りに似たような告白をするわけです。
料理長のメアリーもまた、息子をベトナム戦争で失くした過去をもち、未だその過去を忘れずにいる
そうやって3人同士が徐々にお互いのより深い部分を知り、疑似家族のような様相を呈していく過程が、徐々に徐々に心に深く染みていき、応援したくなっていくんですね
引用元:映画.com
まとめ
そんな3人がラスト、一気に絆がガッと深まるシーンがあるのですが、それは是非ご鑑賞を!
個人的に感動した部分は、自分の隠していた過去をさらけ出した教師ポールのその後の立ち振る舞いです。
誰しも自分自身、またより身近な人(親族や生活を共にする人)では解決できないような悩みがあると思います
そんな悩みは、距離のある第三者であり、かつ信頼のおける人こそが解決できることってあるんじゃないかなぁと思うんです
近い関係で自分の全てを知っている人だからこそ、「あなたはこういう人」と良くも悪くもレッテルをつけられていると、なかなかその範疇からはお互いに抜け出せず、葛藤が解決できない
それでも第三者であれば、客観的にその人の良さや輝いている場所を自信をもって伝えられる
そんなお互いを深さを知れたからこそ生まれる絆を見せてもらったような、素敵な作品でした。
なんだか自分も、本当に心から「師」と呼べる人と巡り合いたいなぁと思ったと共に、だからこそ行動し続けないとなと、しみじみ考えてしまいました
それでは本日のこのあたりで以上となります、また。
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